最近は趣味としてスポーツをすることが一般化しています。
特に10年前くらいから始まったランニングブームは皇居周辺の街づくりを変えるほどの影響力があります。
テニス・ゴルフ・登山などの昔ながらのスポーツだけでなく、フットサルやボルダリングやロードバイクなどの、昔はあまり知られていなかったスポーツも今ではメジャー化しました。

とはいえ、大人になってからスポーツを始めるのはなかなか難しいところ。手っ取り早くテニススクールに入るのもいいですが、あえて陸上競技を趣味のスポーツとしておすすめします。


☆陸上が趣味に向いているところ☆

1.お金がかからない

陸上スクールなんて滅多にありませんので、普通は個人で始める事になります。必要なのはランニングシューズくらい。競技場は一回300円とかで使えます。ちょっとした練習なら公園や河川敷でもできます。
お金がかからない趣味の代表であるランニングとくらべても、シューズの減りが少ない分、陸上の方が安いはず。

2.ひとりでできる
フットサルとかと違って友達がいなくてもできます。自分のペースで続けられる。明日からでも始められます。
練習は個人でできますし、チームに所属していなくても試合に出られます。大会の申し込みはHPで要項を手に入れることができれば簡単です。

3.健康な体になる
スプリント自体は無酸素運動ですが、アップとか動き作りは有酸素です。スプリント動作なんて一回の練習のうちに10分くらいなもので、それ以外の時間はほぼ有酸素運動とストレッチです。バランスのいい運動によって筋肉も発達するし脂肪も落ちます。
ランニングや登山、釣りなど、大人の趣味はエネルギーを消費する系が多いですが、陸上は体を作ることが目的ですので、マッチョになれます。

4.体への負担が意外と少ない
趣味で怪我をするなんて本末転倒ですが、30代以上でスポーツをすると何かしらの怪我をします。筋力がないのにアスファルトでランニングをすれば膝が壊れますし、テニスをすれば足首を捻挫するでしょう。
陸上はゴムの上を走るうえに、一回の練習での走行距離は2~3キロ程度と少ないため、実は膝や腰など関節への負担は少ないです。ねじる動きもほとんどないため、捻挫のリスクもあまりありません。
また、相手とぶつかるスポーツではないので、打撲や切り傷系の怪我もほとんどありません。怪我するとしても肉離れなどの筋肉系の怪我がほとんどです。
そのため、日常生活に支障をきたすような怪我というのは少ないです。フィールド種目は別ですが。

5.安全
自転車で事故ったり登山で滑落したりすることは半分しょうがないところがあります。そういうスポーツは下手したら死にますが、陸上で死ぬことは普通はありえません。

6.試合に出やすい
チーム競技や相手がいる競技では下手だと申し訳なくてなかなか試合にでることができません。陸上の試合は申し込みさえすればどんなに遅くても誰にも迷惑をかけずに出場できます。そのため、目標設定がしやすく、モチベーションを保てます。
マラソン大会と違い、陸上の大会のエントリー料はだいたい1000円くらいですのでお手軽。高くても2000円。安ければ500円なんてこともあります。
また、マスターズが盛んな競技でもあるので自分に合った目標を定め易いかもしれません。マスターズなら同世代の内で競い合ったり、知り合いが出来たりするかもしれません。

7.意外と奥が深い
ただ走るだけですが、体の調子を気にしてみたり動き方を工夫してみたりするとタイムが変わります。色々と試行錯誤する楽しみもあります。

8.サクッと楽しめる
電車に乗って遠くの山まで行かなくても練習ができます。練習時間も長くて2時間くらいなので、時間がない社会人におすすめ。




☆陸上を趣味にするには不安なところ☆

1.出会いがない
ボルダリングジムであれば女の子と出会うこともあるでしょう。自転車で休憩中に声をかけられることもあるでしょう。陸上ではそんな良い話絶対にありません。異性どころか同性の知り合いだってなかなかできません。趣味に同世代の仲間を作ってどうのこうのという要素を求める人にはつらいところでしょう。
そういう意味ではストイックな趣味と言えます。
ただ、マスターズなら知り合いができるはずです。

2.寂しい
個人種目なので基本的にはひとりぼっちです。足がつってもひとり。

3現役にビビる
競技場には真っ黒に日焼けした高校生やサングラスをした足の速そうな大学生、いかにも元陸上選手オーラを出してる人なんかがいます。実際そういう人は足が速いです。そんな人と同じ空間にいるだけで場違い感を感じるかもしれません。

4.周りに理解してもらえない
ただ走るだけで何が楽しいのか。これは経験者じゃないとなかなか理解してもらえません。

5.冬場は暇
オフシーズンは大会がありませんのでモチベーションを保つのが困難です。冬になるとお休みして、春先に再開なんていうこともあるでしょう。冬場はマラソン大会にでも出てごまかすしかありません。

6.足が遅いと楽しくない
最大の問題です。足が遅い人が陸上を趣味にして楽しいのか?マラソンでは遅い人もいっぱいいるし、そういう人向けの大会も充実していますが、陸上では生まれつき足が速い人がほとんどです。こればっかりは気持を強く持つしかありません。
実際、マスターズなんかは遅い人もいますし、他人とではなく自分のタイムと競争するので遅くても楽しめるはずです。足が遅かった人ほど、陸上デビューして足を速くしてみる。それが趣味でしょ!!っと思って頑張るしかない。




こっちも参照(陸上を始めよう)




ちなみに...
陸連登録についてですが、ランニング界では『陸連登録は速くないとギルティ』的な馬鹿げた話があります。
マラソン大会で陸連登録者は前列からスタート出来るらしいので、前列スタートなのに遅いと後ろの人に迷惑がかかるらしいです。アホらしいですが。
陸上では、そもそも陸連登録してないと出られない大会が多いし、『遅いのに陸連登録するのは恥ずかしい』とか、『陸連登録して遅いと迷惑』なんてことはあり得ません。
ただ走るだけなら登録の必要はありませんし、市民大会は市民であれば無登録でも出場できることが多いですが、大会にいろいろ出たいなら登録しましょう。
陸連登録はするメリットは参加できる大会が増え、公認大会の記録が公認記録になること。デメリットは登録料が年3000円くらいかかる事。それだけです。