これだけ知ってれば陸上通っぽく振る舞えるという基本情報です。
本当に詳しい人にとっては常識ですが、これだけ知っていればそれっぽく見えるでしょう。


跳躍編
②三段跳
幅跳びのように走ってきて、ホップ・ステップ・ジャンプする競技です。3歩でスクランブル交差点を超える超すごい競技ですが、競技人口が少ないので陸上の中でもマイナーな競技で、体にかかる負荷が非常に高く、怪我しやすい種目なので中学生以下の大会では採用されていません。陸上のなかでも難しい種目の一つです。
ホップ・ステップは同じ足、ステップは逆足となります(右・右・左もしくは左、左、右)。たまに間違えて右・左・右で踏切るひとがいますが、当然ファールになります。
この種目にもレジェンドがいますので押さえておきましょう。その名もジョナサン・エドワーズ。三段跳界は彼を中心にして語られます。

・ジョナサン・エドワーズ(イギリス)(18m29(世界記録))1966年生
すごく良い人っぽい見た目の英国紳士です。たぶん嫌いな人はいません。世陸イエテボリ(1995年)ではひとり桁違いの跳躍を連発し、世界記録を2度マーク(18m29)して優勝。この記録は現在も破られていません。なめらかで綺麗なシングルアームジャンパーです。ちなみに18mジャンパーは歴代で5名しかいません。
世陸パリ(2003年)で引退。
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世界記録すごいです。




そんな無敵なジョナサンエドワーズのライバルであり、引退後の2000年代の三段跳界をけん引したのがクリスチャン・オルソンです。

・クリスチャン・オルソン(スウェーデン)(17m79)1980年生
17m台はしょぼく見えるかもしれませんが、錯覚です。ジョナサン・エドワーズがすごすぎるだけです。世陸エドモントンではエドワーズの後塵を拝し2位ながら、次の世陸パリでは見事優勝してます。エドワーズvsオルソンは三段跳の名勝負のひとつです。古参で優しい顔したなめらかな跳躍のエドワーズと若くて強面な荒削りパワー系オルソン。ドラマチックです。オルソンのダブルアームは大迫力でした。
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ダブルアームに注目。




このオルソンまでがジョナサン・エドワーズと直接対決をして盛り上がった世代でした。
時代は変わり...なんと今が歴代最高レベルの三段跳戦国時代となっています。
ジョナサン・エドワーズの記録の記録を破るのも彼らかもしれません。
18mジャンパーは歴代で5名。そのう1名はエドワーズなのであと4名なんですが、なんとこのうち3名が現在現役選手として戦っています。
テイラー、ピカルド、タムゴの3名です。覚えておきましょう。


・クリスチャン・テイラー(アメリカ)(18m21)1990年生
いつ世界記録を出してもおかしくない逸材。ギリギリ東京五輪でも見られるかも。世陸北京のときは世界記録出たかと思いました。地味な三段跳がこんなに盛り上がった大会はイエテボリ以来かもしれません。
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いったと思うでしょ。



・ペドロ・ピカルド(キューバ)(18m08)1993年生
世陸北京の直前に18mジャンプを連発し世界記録更新の期待がかかりまくった。荒削りな跳躍なのに超人的なバネを使って軽々跳ぶ。
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・テディー・タムゴ(フランス)(18m04)1989年生
明るい話題のなかった三段跳界に現れた超新星。彼がひっぱって現在の戦国時代が始まった。17m92の室内世界記録を持っている。が、ドーピング疑惑もある。
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三段跳はかつて日本のお家芸と呼ばれ、1928年のアムステルダム五輪で織田幹雄さんが金メダルを獲得しています。その後も南部忠平さんが1932年のロス五輪で15m72(当時世界記録)で金メダル、田島直人さんが1936年のベルリン五輪で16m00(当時世界記録)で金メダルをとってます。
世界記録で五輪3連覇とかハンパねぇ。
ちなみに現在の日本記録は17m15。世界記録とは1m以上の差があります。



陸上の話題になったら三段の話をしましょう。もうそれだけで通っぽいです。