初心者のスパイク選び1

第2弾 初心者が買うスパイクとしてオススメなやつを具体的に紹介。
1とかぶるところもあるけどもうちょっとくわしく。


1での話をザックリまとめると

・とりあえずミズノかアシックスを買うべき
・土の練習でスパイクは必要ない
・初心者用はあんまりよくない
・中級スパイクを買っておけば間違いない
・フィールドが専門でも短距離用は1足あったほうがいい

長いけど内容はこんなところです。
今回は、初心者が買うに当たって、どのスパイクが具体的にどうオススメなのか紹介します。


ミズノ
・ブレイブウイングシティウスウイング
SH_U1GA163019_LLSH_U1GA172409_LLSH_U1GA163025_01_LL

ミズノの初心者向けは2種類あります。見た目はほぼ同じですが、マジックテープがあるやつがシティウス。設計が古すぎますがロングセラーともいえます。
ミズノの主張する分類としては
『陸上を始めるキミへ』がブレイブ
『専門種目が決まったキミへ』がシティウス で、シティウスの方が上という位置づけ。
違いとしては、ブレ防止のマジックテープの有無、ソール(靴底)が微妙に違う、重さがちょっと違う。あとは定価が4,000円違う。それくらい。実売価格はほぼ一緒でしょう。
スパイクで最も重要なパーツであるプレートですが、このスパイクは土での使用を前提にしているためとにかく頑丈に出来ています。反発はほぼゼロ。両者のプレートの見た目は全く同じですが、もしかすると見えないところで微妙に軽量化がされているのかも?
重さは26cmでブレイブウイングが230g、シティウスウイングが200g。運動靴より重いくらいです。

はっきり言って、この2つに違いはない。スペック上は微妙に違ったとしても、どっちを履こうが変わらない。ここのレベルであれば初めてだからシティウスを避けるっていうのはナンセンスでしょう。見た目が気に行った方を買うのが良いと思います。

スパイクとしては、頑丈で脚への負担が少なくてクッション性が高いという特徴があります。それと引き換えに、反発性、軽量性は全く期待できません。速く走るためのスパイクというよりも、スパイクに慣れるためのスパイクというイメージ。多分ランシューで走った方が速いです。
誰もが通る通過儀礼的なスパイクではあるので、最初に買うには悪くないとは思いますが、競技レベルが上がってきたならさっさと次のレベルのスパイクを買う必要があります。

『最初の1足』として、将来の買い替えを前提にするならオススメなスパイクです。
あるいは、部活を3年間続けるかわからないのであればこれでいいでしょう。


ちなみに...
昔はシティウスシリーズに短距離用と中・長距離用があって、今のモデルよりももう1ランク上の初・中級スパイク(今のサイクロンくらい)っていう感じでした。
ブレイブの前身はアルシオーネで、これは今のとほぼかわりません。


・ジオサイクロン
SH_U1GA171554_LLSH_U1GA171625_01_LL
前はジオって言うと中・上級スパイクの事だったんですけど、シティウスが格下げされたことでこのスパイクがジオジリーズの仲間入りです。
プレートとピンを見て下さい。これなら現代のスパイクっていう感じがします。
位置づけは、オールウェザー専用の初心者用スパイク
土での使用はできませんが、そもそも土でスパイクは不要だと思っているのでここからが本当のスタートです。
重さは26cmで200gのため、シティウスウイングと同じです。軽量性は期待できません。
プレートはそこそこの反発がありプレート自体も長いですが、突き上げ感が少ないので違和感の少ない反発感が得られます。
上級モデルと同じようなピン配置がされているため、これでうまく走れれば上級モデルに替えた時に自然と良い走りが出来るでしょう。
耐久性がありクッションもしっかりしているため、軽さが犠牲にはなっていますが、軽さ以外では上位モデルと遜色ないレベルのスパイクだと思います。

練習でも試合でも使うという『初心者のスパイク』としてはこれが一番良い選択肢だと思います。そのうち上のモデルが欲しくなるとは思いますが、11秒台を目指すくらいまでならこれで十分でしょう。



・他のジオシリーズ
中・上級としてのジオシリーズは現在3つあります。もはや初心者用ではありませんのであんまり詳しく書きませんが、高校生が最初に買うスパイクとしては選択肢に入れましょう。
ジオプリントジオサイレンサージオストリークです。
短→短中→中と、専門距離でラインナップされているので、100,200が専門ならスプリントを、400系ならサイレンサー、400,800ならストリークを選びましょう。

軽さと反発が両立するのはこのレベルのスパイクからです。耐久性もそれなりに確保されているので、上級者の練習用スパイクとしても使われます。

『高校に入って最初に買うスパイク』です。経験者でなくても、高校生ならジオシリーズを買いましょう。あるいは、『初心者用の次に買うスパイク』ですので、2足目ならこれがいいでしょう。





アシックス
アシックスの方がラインナップが複雑です。
・エフォートヒートフラット
TTP521_0150_0010184022_FRTTP526_2301_0010295061_FRTTP526_2301_0010295061_BT

ミズノで言うブレイブウイングシティウスウイングです。もうこのランクのスパイクはどれを買っても一緒です。説明することもミズノと一緒なので省略でいいでしょう。

最初の1足』としてはオススメ。買い替えは前提。ミズノと迷ったら安い方を買おう。違いはありません。


・ヒートスプリント
TTP520_4301_0010256997_FRTTP520_4301_0010256997_BT
前足部にベルトがついているので、コーナーでのブレを低減することでしょう。あんまり意味ありませんが。むしろ締めつけると走りにくいと思いますが。だって上級モデルにこんなベルトないでしょ。
需要があるのかわかりませんが、初心者用のなかでの中級モデルというなんとも微妙な位置づけのスパイクです。エフォートよりもちょっとかっこいいかもしれないけど、スパイクはどっちも同じレベル。

『最初の1足』ならあり。ただし、エフォートとヒートフラットで十分。


・ヒートラッシュ
TTP796_4301_0010198736_FRTTP796_4301_0010198736_BT

土用の上位モデルという独自路線のスパイク。見た目が上位のサイバーブレードと似ているため、一見すると走れそうなスパイク。
実際は、土で走ることを想定しているため、重くて反発がないプレートがついているため、あんまり早くは走れない。軽さも期待できない。ただし、土モデルのなかではダントツで作りが良いため、どうしても土で使いたいのであれば良い選択肢だと思う。
土対応にしたことによる無駄な堅さと重さが最大のネック。オールウェザー専用まで割り切れればオススメ度が高かったはず。

『土で使うならオススメ』だけど、とにかく中途半端。これ買うならもうちょっと上位のスパイク買っちゃった方が後悔しないと思う。なぜか日本製。




・サイバーブレード
TTP507_4301_0010237634_FRTTP507_4301_0010237634_BT
中・上級モデルだけど、高校生が買うなら一番オススメ。
トップレベルの選手でも愛用者がいるほどで、初心者から上級者まで誰が履いても不満がないスパイク。
基本的には200,400m用のスパイクのため、クッション性が高い。多少走ったことがあれば初心者が履いても大丈夫でしょう。それでいてなかなかの高反発が得られるので、練習から試合までこれ一足でまかなえる。サイバーはベルトタイプで、紐タイプのSPブレードもある。基本的にどっちも一緒です。
このクラスになってくると、ミズノ(ジオシリーズ)との違いが出て来るので、ジオと履き比べてしっくり来る方を選ぼう。

『本当のオールラウンドスパイク』でしょう。足さえ合えばこれを買っておけば後悔はしない。